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ぎのわん動物病院 ブログ
炭酸ガスレーザーの紹介
2019-07-25 (木) | 編集 |
 当院では治療と手術にレーザーを使用しています。
 半導体レーザーと炭酸ガスレーザーを導入していますが、今回は炭酸ガスレーザーについて、お話していきたいと思います。

まず、レーザー用サングラスしてみましょう。
P6150144.jpg
(当院、助手のサプリです)


では、本題に入りますが、
 炭酸ガスレーザーは10,600nmの波長で、この波長の光は水に良く吸収され熱を発生します。生体は70%以上が水分で構成されていますので、10,600nmのレーザー光を生体に照射すると照射部位の温度は瞬時に1,000℃以上になり蒸散されます。これをうまく制御して組織を切開するレーザーメスとして使用するのです。

  clv01[1]     clv05[1]

 CVL-3020は、現在私たちが、国内で入手できる炭酸ガスレーザーメスの中で最高のもののひとつです。 
本装置には1発のパルス幅0.0008秒のスーパーパルスモードが搭載されていて、炭化層の形成がほとんどなく、周辺組織への熱損傷が大変少ないシャープな切開が可能です。
 そのうえさらに、当院導入モデルは、高出力モデルですので、鋼製メスで切開するのと同じくらいの早さで切開することが可能です。そのため、周辺組織への熱損傷の影響は、よりいっそう少なくなります。もちろん、スピーディーな治療が可能です。

     palsmode[1]

 レーザーメスは切開部位の微小な血管、リンパ管、神経をシール遮断しながら切開するため、手術中の出血が少なく、手術後の腫れや疼痛が少ない手術が可能です。そして傷もきれいに治ります。手術中の出血がほとんどないので「ノーガーゼオペレーション」などと言われることがあります。出血が少ないので動物の回復も早く、トータルでの手術のリスクも少なくなります。
 すべてとは言えないですが、体表にできた腫瘤、イボなどは無麻酔および局所麻酔で施術できる症例がふえました。

動物に優しい手術を実施する上で、当院では炭酸ガスレーザーメスは欠かせない存在の一つです。

澤田
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